過ぎ行けばまた夏色の風

作詞 胡桃坂庵
作曲 胡桃坂庵

夕暮れのとばりに立つ夜の音に
終わる夏の気配と別れ
移ろいゆく季節の空が
また切なさに触れて

夏色の何気ない日々を
ふと思い返せば
愛しく優しくもろく
この胸をめぐりまるで枯れ葉のように
去年の僕へ重なってゆく

過ぎ行けば駆け抜けた夢の後に
掴めない思い出と陽炎
延びる影に遠い黄昏
この途の先の光彩

夏色の鮮やかな風が
心をふるわす
寂しさを求めるように
この夏が移ろう先に僕は居ない
「もう出逢うこともないよね」

あの、高く昇る雲の中に集めた自由

知らぬ間に高くなった空
仰げば眩しく照らすはずの太陽も
北風に支えた
終わる夏の日差し
「今年も僕は置き去りですか」

夏色の何気ない日々を
ふと思い返せば
愛しく優しくもろく
この胸をめぐりまるで枯れ葉のように
去年の僕へ重なってゆく

いつまでもここで、思い出を見てるよ

2014.08.17
Film.3「穏やかに朽ちる太陽は夏の陽炎の中で」収録